日本で働こうと思ったきっかけを教えてください。
京都の大学に留学した際に、日本の日常生活や文化に深く触れることができました。その経験から「もっと日本を知りたい」という気持ちが強まり、今度は学ぶだけでなく、実際に働くことで自分を試してみたいと思いました。 新しい環境に挑戦したいという思いがあり、自分ならできるという自信もありました。また、働きながらも学び続け、スキルを磨いて、どんな職場でもより良い形で貢献できる人材になりたいと考えました。
ご自身の語学力や文化的なバックグラウンドが役立つと感じる場面を教えてください。
アメリカで育ちましたが、日本にルーツがあります。子どもの頃から日本語が得意だったわけではありませんが、両方の文化を理解したいという思いで学び続けてきました。その結果、海外のお客様の視点と日本人の視点、どちらにも共感できることが自分の強みになっています。 例えばSNSの投稿を作成する際には、海外のお客様がどの程度日本文化をご存じかを常に意識しています。日本人にとっては当たり前で注目されにくいことでも、海外の方から見るととても魅力的に映ることがあります。実際に「畳」の特徴を紹介した投稿では、多くの海外フォロワーから「新鮮で勉強になった」といった反応をいただきました。こうした取り組みは、幅広いお客様に日本文化を伝えるだけでなく、「本物の日本」をわかりやすく発信する当社のブランド力を高めることにもつながっていると感じています。

この仕事をしていて、一番やりがいを感じるのはどんなときですか?
マーケティングマネージャーとして一番やりがいを感じるのは、私たちの発信を通じてお客様や読者が日本や町家の魅力を知り、MACHIYA INNS & HOTELSやeph Hotelsに「泊まってみたい」と思ってくださる時です。 直接お客様とお会いする機会は少なくても、SNSやブログ、YouTube動画などを通じて想いが伝わったと実感できる瞬間があります。「滞在を楽しんだ」「新しい発見があった」「ぜひ泊まってみたい」といったコメントをいただけた時は、本当に嬉しく感じます。
長く働き続けられた理由・モチベーションは何ですか?
AJで働き始めて10年になります。この10年を通じて感じるのは、会社の成長とともに自分の役割も常に変化し、挑戦し続けられたことです。 入社当初は宿泊業界の経験がありませんでしたが、世界中のお客様とコミュニケーションをとり、その場で問題を解決し、旅の中で心に残る体験を提供できる自信はありました。実際に自分が日本を旅行した際に受けた温かいおもてなしや心配りが忘れられず、「自分も同じように誰かの旅を特別なものにできるはずだ」と強く感じていました。 最初はゲストサービスチームからスタートし、同時にテクノロジーやデザインへの関心から、Instagramの立ち上げやウェブサイトの文章作成、Illustratorを独学で学んで館内案内やルームマニュアルのデザインにも取り組みました。こうした活動が評価され、徐々に責任ある仕事を任されるようになり、やがてマーケティング部門の立ち上げに携わることになりました。現在はブランド全体を統括し、チームを率いる立場にあります。10年間続けてこられたのは、同じ仕事を繰り返すのではなく、常に新しい挑戦と成長の機会があったからだと思います。

部署のメンバーとのチームづくりで心がけていることは?
チームづくりで一番大切にしているのは「コミュニケーション」です。マーケティングチーム内だけでなく、予約チームやゲストサービスチームとも日々やり取りを重ね、情報を共有しています。 また、社員の国際化が進む中で、多様な文化や経験を強みに変えることも意識しています。異なる視点を取り入れることで新しいアイデアが生まれ、結果的にお客様一人ひとりにより良い体験を提供できると考えています。そしてその体験が「また泊まりたい」という想いにつながれば嬉しいです。
これから挑戦したいことや、目指していることを教えてください。
これからは、MACHIYA INNS & HOTELSやeph Hotelsのブランドをもっと広く知っていただき、新しい地域への展開にも挑戦していきたいと考えています。より多くの旅行者に町家の魅力を知っていただき、実際に体験していただけるようにしたいです。 また、AIやSNSの活用にも積極的に取り組みたいと思っています。単なるマーケティングのためだけではなく、ゲストの滞在そのものを快適で思い出深いものにできる可能性があるからです。例えば、AIによる多言語対応でリアルタイムにサポートを行ったり、旅行者一人ひとりの興味やニーズに合わせた旅程をスマートに提案したり、さらにはウェブサイトやルームマニュアルにデジタルコンシェルジュ機能を組み込むなど、よりパーソナルで便利な体験を目指しています。 さらに「MACHIYA LOCALS」プロジェクトも拡大していきたいです。今は主に宿泊ゲスト向けですが、将来的には日本を訪れるすべての旅行者に役立つプラットフォームに育てたいと考えています。日本文化に触れるきっかけを提供できる存在にしたいと思っています。
